YouTube・ショート動画の企画、台本、編集、導線づくりを、集客の目線で解説します。

Channel Design

チャンネル設計

YouTubeのチャンネル名の決め方と避けたい例

目次
  1. チャンネル名に求められる3つのこと
  2. 決め方の手順
  3. 分野の言葉を一つ決める
  4. 発信者を表す言葉を足す
  5. 声に出して確認する
  6. 避けたい付け方
  7. 商標や他者の名前への配慮
  8. 名前は後から変えられるが、慎重に
  9. 名前を決めたら一緒に整えるもの
  10. 次にやること

集客用のYouTubeチャンネルの名前は、「何について、誰が発信しているか」が一目で分かる短い名前にするのが基本です。凝った造語よりも、覚えやすさと検索での見つけやすさを優先します。この記事では、決める手順と、後から困りやすい例を説明します。

チャンネル名に求められる3つのこと

1つ目は、内容が想像できることです。動画一覧に並んだとき、チャンネル名は小さく表示されます。名前だけで分野が分かると、クリックの判断材料になります。

2つ目は、読み方と書き方が一通りに決まることです。読み方が複数ある名前は、口頭で紹介されたときに検索されにくくなります。

3つ目は、長く使えることです。流行語や年号を入れると、数年後に古く見えます。

集客で使うなら、名前の中に「検索される言葉」が入っているかも見ておきます。チャンネル名もYouTube内の検索で参照される場合があるため、分野の言葉が入っていると、動画を探している人の目に触れる機会が増える可能性があります。ただし、検索語を並べただけの名前は読みづらく、信頼感も損ないます。

また、ホームページやSNSの名前と合わせておくと、見込み客が別の場所で見かけたときに同一の運営者だと気づけます。名前が統一されていれば、動画から問い合わせ、問い合わせから来店といった流れの中で、迷う場面が減ります。

名前の長さにも触れておきます。YouTubeの一覧では、スマホの画面幅によって後ろが省略されます。大事な言葉を名前の前半に置いておけば、省略されても内容が伝わります。たとえば「〇〇市の整体 △△院」のように、地域と分野を先に出す並べ方が向いています。

決め方の手順

分野の言葉を一つ決める

まず、ターゲットが検索しそうな分野の言葉を一つ選びます。「確定申告」「ヨガ」「不動産」「採用」など、普段の言葉で構いません。

発信者を表す言葉を足す

次に、屋号、名前、店名、地域名などを足します。同じ分野のチャンネルは多いので、「だれが話しているか」が名前に入っていると区別がつきます。地域に根ざした仕事なら、地域名が入るだけで、近くの見込み客に見つけてもらいやすくなります。

声に出して確認する

候補が出たら声に出して読みます。電話や対面で伝えて、聞いた人が同じ綴りで検索できるかを確かめます。伝わりにくい場合は、記号や英字の混在を減らします。

手順の途中で候補が行き詰まったら、自分のサービスを使った人が友人に紹介するときの言い方を想像してみてください。「あの、〇〇について教えてくれるチャンネル」という言い方に近い名前は、口コミでも広がりやすい名前です。

逆に、自分では気に入っていても、説明しないと意味が伝わらない名前は、見込み客には届きにくくなります。名前に思い入れがあるときほど、第三者の目で確かめることを忘れないでください。

候補が決まったら、同じ名前や似た名前のチャンネルがないか、YouTubeの検索で確かめます。紛らわしい名前があれば、地域名や屋号を足して区別できる形に調整します。

避けたい付け方

  • 長すぎる名前: スマホの一覧では途中で切れます。目安は全角で十数文字までです。
  • 意味のない文字列や数字の羅列: 覚えてもらえず、検索もされません。
  • すでに有名なチャンネルと紛らわしい名前: 見た人が別のチャンネルと勘違いしますし、誤解を招くと信頼を損ねます。
  • 一時的な企画名: 後でテーマが変わったときに合わなくなります。
  • 効果を言い切る名前: 「稼げる」「絶対」など、期待をあおる言葉は誤解を招きやすく、避けたほうが無難です。

もう一つ避けたいのは、運営者が特定できない名前だけで、概要欄にも情報がない状態です。見込み客は、誰が話しているのかが分からないと、情報の信頼性を判断できません。個人名を出したくない場合でも、屋号や所在地の地域名、仕事の種類は載せておくと安心されます。

また、自分でも発音が難しい英字の組み合わせは、取引先に口頭で伝えるときに苦労します。実際に名刺や広告で名前を書く場面を思い浮かべて、手間が少ない形を選びましょう。

商標や他者の名前への配慮

他社の商標や有名人の名前を、勝手に名前に使うのは避けます。使ってよいかどうか不安なときは、特許情報プラットフォームなど公的なデータベースで確認したり、専門家に相談したりします。一般論としては、自分の屋号や本名を使うのが最も安全です。

屋号をそのままチャンネル名にする場合も、同じ屋号の別の会社や店がないか、一度は検索しておきましょう。特に地域名を含まない屋号は、同名の別事業者と混同されることがあります。

混同を避けるために、屋号に業種や地域名を足した形をチャンネル名にする方法があります。また、概要欄に正式な事業者名と所在地を載せておけば、見込み客が正しい相手だと確認できます。名前の使用に関して不安が残るときは、専門家に相談するのが確実です。

名前は後から変えられるが、慎重に

YouTubeでは、チャンネル名を変更できます。ただし、変えるとそれまでの検索結果や、他のサイトに貼られた紹介のされ方とずれる場合があります。変更の回数や反映の仕組みは、執筆時点の仕様が変わることもあるため、設定画面とヘルプで最新の内容を確認してください。

名前を変えたときは、動画の冒頭や概要欄で一言触れておくと、既存の視聴者が戸惑いません。

名前を決めたら一緒に整えるもの

名前だけでなく、次の三点も同時に整えます。

  • ハンドル(@から始まるID): 名前と近い綴りにします。
  • チャンネルの説明: 最初の一文に、誰に何を届けるかを書きます。
  • アイコン: 小さく表示されても読める形にします。

これらの設計は、別の記事で詳しく扱っています。

次にやること

候補を3つ書き出して、それぞれを次の三つの基準で見比べてください。

  1. 分野が伝わるか
  2. 声に出して一通りに聞こえるか
  3. 3年後に使っていても違和感がないか

2つ以上満たした名前を選び、YouTubeの検索窓で似た名前がないかを確認します。問題がなければ、その名前でチャンネルを作成するか、既存のチャンネル設定から更新しましょう。

決定前の最後の確認として、家族や同僚など、まったく関係のない人に名前を見せてみてください。「何のチャンネルだと思う?」と聞いて、分野を当てられれば合格です。外れた場合は、その答えが見込み客の受け取り方に近いので、名前に足す言葉のヒントになります。

名前が決まったら、メモに残しておきます。ホームページ、名刺、SNS、メールの署名など、同じ名前を使う場所を書き出し、順番に更新していきます。更新漏れがあると、見込み客がたどり着けない場所が残ります。