YouTube・ショート動画の企画、台本、編集、導線づくりを、集客の目線で解説します。

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台本づくり

動画のネタ切れを防ぐ探し方と溜め方

目次
  1. ネタ切れが起きる理由
  2. 入り口1 問い合わせと相談
  3. 入り口2 検索候補と関連する質問
  4. 入り口3 視聴者のコメント
  5. 入り口4 自分の仕事の記録
  6. ネタの溜め方
  7. 企画として選ぶ基準
  8. 次にやること

動画のネタは、頭をひねって出すものではなく、見込み客の質問や検索の言葉から集めるものです。問い合わせ、コメント、検索候補、自分の仕事の記録という四つの入り口を持っておけば、ネタ切れは起きにくくなります。この記事では、それぞれの探し方と、企画としての選び方を説明します。

ネタ切れが起きる理由

ネタに困る多くのケースでは、「自分が話したいこと」から考えています。話したいことは早く尽きますが、見込み客の「知りたいこと」は、人が増えるほど種類が増えます。

視点を相手側に移すと、一人の人から何十個もの質問が出てくるため、ネタの数が足りなくなる心配は減ります。

ネタに困る人のもう一つの特徴は、「すでに誰かが言っている内容は出せない」と考えてしまうことです。しかし、見込み客にとっては、同じ内容でも、自分の状況に近い言葉で説明されているかが重要です。

同じ題材でも、対象を絞る、地域の事情を入れる、実際の画面を見せるなど、見せ方で差別化できます。他の動画があることは、需要がある証拠とも言えます。

入り口1 問い合わせと相談

最も確かなネタは、実際に受けた問い合わせです。よく聞かれる質問は、他の見込み客も同じ疑問を持っている可能性が高く、需要が見込めます。

メールや電話、店頭での会話の内容を、質問の形でメモしておきます。個人が特定される情報は書かず、「どんな質問か」だけを残します。月に数回、その一覧を見返して、動画にできそうなものを選びます。

メモを取るときは、質問そのものだけでなく、「どんな状況での質問か」も一言添えておきます。同じ質問でも、状況によって答えが変わるからです。状況が分かれば、「〇〇の場合の△△」という、具体的なタイトルの動画にできます。

問い合わせが少ない時期は、接客や相談の場面で「お客様が迷っていたこと」を思い出して書き出す方法もあります。来店前に何を知りたがっていたか、来店後に何が分かって安心したかを振り返ると、動画にすべき内容が見つかります。

入り口2 検索候補と関連する質問

YouTubeやGoogleの検索窓に、テーマの言葉を入力すると、候補が出ます。これは、多くの人が実際に検索している言葉に基づくため、需要の目安になります。

  • 検索窓に言葉を入れて、出てくる候補を書き出す
  • 言葉の後ろに「とは」「やり方」「違い」「失敗」などを足して候補を見る
  • 検索結果の下に表示される「他の人はこちらも検索」などの欄を見る

候補の中から、自分が答えられるものを選びます。ただし、すでに多くの動画がある検索語は競争が強いので、地域や状況を絞った言葉に変えると、見つけてもらいやすくなります。

検索候補を調べるときは、スマホとパソコンで候補が少し違うことがあります。両方で試すと、より多くの候補を集められます。また、ログインしているかどうかで表示が変わる場合もあるので、複数の条件で見てみてください。

検索結果の上位にどんな動画が出ているかも見ておきます。長さ、構成、題名の付け方を観察すれば、見込み客に求められている内容の傾向が分かります。ただし、他の動画の内容をそのまま真似せず、自分の知識と経験から出る情報を足してください。

入り口3 視聴者のコメント

自分の動画につくコメントは、次の企画の宝庫です。「〇〇の場合はどうすればいいですか」という質問があれば、そのまま次の動画のテーマにできます。

他のチャンネルのコメント欄も参考になります。ただし、他人の動画の内容を真似するのではなく、見る人がどこで疑問を持っているかを探す目的で見ます。

入り口4 自分の仕事の記録

日々の仕事の中にも、ネタは多くあります。

  • 作業の手順を撮影する(記録するだけでも素材になる)
  • 失敗しやすい点をメモする
  • 道具や方法を比べた結果を残す
  • 季節ごとに繰り返し聞かれることを記録する

仕事の合間に気づいたことをスマホのメモに残す習慣を付けておくと、まとまった時間が取れない人でも、ネタを溜められます。

ネタの溜め方

集めたネタは、一か所にまとめます。スプレッドシートでもメモアプリでも構いません。項目の例です。

  • ネタ(質問の形で書く)
  • 想定する検索語
  • 出所(問い合わせ、検索候補、コメントなど)
  • 状態(未着手、台本中、公開済み)

質問の形で書いておくと、動画の冒頭でそのまま使えます。ネタは30個ほど溜まれば、毎週1本のペースでも半年分近くになります。

ネタ帳は、定期的に整理します。月に一度、使えそうにないネタを消し、似たネタをまとめます。数が多すぎると、見返すのが面倒になり、使われなくなります。

また、ネタに優先順位をつけておくと、撮影日に迷いません。「今月中に出したい」「季節に合う」「いつでも出せる」の三段階に分けておく方法があります。季節に関係する題材は、需要が高まる時期の1〜2か月前から準備すると間に合います。

企画として選ぶ基準

溜めたネタすべてを動画にする必要はありません。次の基準で選びます。

  1. 見込み客の悩みと関係があるか
  2. 自分が正確に答えられるか
  3. 動画にしたほうが分かりやすいか(実演、画面の操作、図解)
  4. 他の動画と重複していないか

法律や税金、医療など、専門的な判断が必要な話題は、一般的な内容にとどめ、個別の判断は専門家に相談するよう案内します。

選ぶときの最後の関門は、「動画のタイトルを仮で付けられるか」です。タイトルが付けられなければ、内容がまだ定まっていない可能性があります。仮のタイトルを書いてみて、検索する人がそれを見てクリックしたくなるかを想像します。

不安なときは、同じ題材で記事を書いてみるのも一つの方法です。文章にすると論点が整理され、動画にするときの台本の元にもなります。動画と記事の両方で使えるネタは、効率的に発信できます。

次にやること

  1. 直近の問い合わせや相談を5件、質問の形で書き出す
  2. 検索窓でテーマの言葉を入れ、出てきた候補を10個書き出す
  3. 合計15個のうち、基準に合う3つを次の3本の動画に選ぶ

ネタ帳は、見るたびに増える仕組みにしてください。気づいたときにすぐ書き込める場所に置いておけば、企画に困る時間が減ります。

ネタを探す作業は、毎日少しずつ続けるのが長続きのコツです。たとえば朝の5分で検索候補を見る、仕事の終わりに今日の質問を1行メモする、というように、既存の習慣に結びつけます。一回に長くやろうとせず、短い時間で積み重ねるほうが、結果として多くのネタが集まります。

メモを溜める際は、書き方に凝りすぎないのがコツです。一言でも残せば、後で見返したときに思い出せます。きれいに整える時間は、月に一度の整理日にまとめて取れば十分です。