YouTube・ショート動画の企画、台本、編集、導線づくりを、集客の目線で解説します。

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台本づくり

そのまま使える動画台本テンプレートの型

目次
  1. 型を使う利点
  2. テンプレート1 悩み解決型
  3. テンプレート2 手順説明型
  4. テンプレート3 比較型
  5. 共通する書き方のルール
  6. 自分の型を作る
  7. 次にやること

台本を速く書くには、毎回ゼロから考えず、型に中身を入れる方法が向いています。この記事では、集客用の動画で使いやすい「悩み解決型」「手順説明型」「比較型」の3つのテンプレートを紹介します。どれも、冒頭で答えの方向を示し、最後に次の行動を一つ示す点は共通です。

型を使う利点

台本の型を決めておくと、書く時間が短くなるだけでなく、動画の見やすさも安定します。見る人は、同じ型の動画を何本か見るうちに、話の展開に慣れ、理解しやすくなります。

また、型があれば、撮影や編集も効率が上がります。テロップの位置、画面切り替えのタイミング、BGMの入れ方などを、型ごとに決めておけるからです。

型には、書く人の負担を減らす以外にも利点があります。それは、動画の品質を人に頼まなくても保てることです。外部の編集者や、社内の別の担当者に作業を渡すとき、型があれば説明が短く済み、仕上がりも安定します。

一方で、型に縛られすぎると、どの動画も同じ印象になる恐れがあります。型は骨組みであり、中身の例や話し方で個性を出すものだと考えてください。

テンプレート1 悩み解決型

特定の悩みに答える動画に向いています。

順番

内容

時間の目安

1

悩みの言い当てと結論の予告

約15秒

2

原因の説明

約1分

3

解決策を2〜3個

約3分

4

注意点

約30秒

5

次の行動の案内

約15秒

使い方のコツは、解決策を並べるときに「効果の出やすさ」ではなく「やりやすさ」の順で並べることです。見る人が今日から試せるものを先に出すと、満足度が高まります。

原因の説明は、専門用語を減らして短くします。長く説明すると、本題の解決策に入る前に離脱される可能性があります。

悩み解決型で気をつけたいのは、解決策の数です。多すぎると、動画が長くなり、見る人が最後まで残りません。2〜3個に絞り、各解決策に具体例を一つ付けます。

注意点を入れる場面では、リスクや例外を正直に伝えます。たとえば「この方法は、状況によっては合わない場合があります」と添えるだけでも、情報の信頼性が高まります。法律や税金、医療に関わる話題では、一般的な内容にとどめ、個別の判断は専門家に相談するよう案内してください。

テンプレート2 手順説明型

作業の進め方を見せる動画に向いています。

  1. 完成形または結果を先に見せる(約15秒)
  2. 必要なものを紹介する(約30秒)
  3. 手順を番号順に説明する(約3〜4分)
  4. つまずきやすい点を補足する(約1分)
  5. 次の行動の案内(約15秒)

手順を説明する場面では、画面に番号と短い文字を出すと、見る人が現在地を把握できます。一つの手順が長くなるときは、2つに分けて番号を振り直します。

必要なものの紹介では、特定の商品名を挙げる場合でも、一般的に手に入るもので代用できないかを添えておくと、親切です。料金は変わりやすいので、動画では具体的な金額を言い切らず、概要欄で「執筆時点」の注記を添える形にすると安全です。

手順説明型は、画面の操作や作業の様子を見せながら話すので、台本には映像の指示を書き込んでおくと便利です。たとえば「手順1:ここで画面を拡大」「手順2:赤枠で囲む」のように、編集のときに迷わない書き方にします。

手順の途中で間違いやすい点があれば、その場で触れるのが効果的です。まとめて最後に話すと、見る人が失敗した後に気づくことになるからです。つまずきやすい場所は、事前にその手順を自分で何度か試して、見つけておきます。

テンプレート3 比較型

選択肢で迷っている人に向いています。

  1. 比べる対象と判断の軸を先に示す(約30秒)
  2. 対象Aの特徴(約1分)
  3. 対象Bの特徴(約1分)
  4. どんな人にどちらが合うか(約1分)
  5. 選ぶときの確認点と次の行動(約30秒)

比較型では、優劣をつけすぎないことが信頼につながります。「どちらが優れている」と断定するより、「こういう状況ならA、こういう状況ならB」と条件で分けて示すと、見る人が自分の判断に使えます。

比較型では、比べる軸を3つまでに絞ります。軸が多すぎると、見る人が整理できなくなります。「費用」「手間」「向いている人」のように、見込み客の判断に直接関わるものを選びます。

費用を比べる場合は、具体的な金額を動画内で言い切るよりも、「安い」「高い」の傾向と、確認の方法を伝えるほうが安全です。料金は変更されることがあるため、概要欄に「執筆時点の情報です。最新の料金は公式サイトで確認してください」と添えておくと、見る人に誤解を与えません。

共通する書き方のルール

どの型でも、次のルールを守ると台本が整います。

  • 一文を40字以内にする
  • 話し言葉で書く
  • 具体例を各項目に一つ入れる
  • 最後に次の行動を一つだけ示す

台本の中に、画面に出す文字や映像の指示も書き込んでおくと、編集のときに迷いません。たとえば【テロップ:書類は3つ】【画面:申請書の画像】のように、カッコで補足します。

自分の型を作る

3つのテンプレートを使ううちに、自分のチャンネルに合う型が見えてきます。例えば、悩み解決型の中でも「原因の説明を省いて、解決策から入る」ほうが数字が良い、といった発見です。

自分の型ができたら、台本のひな形をファイルとして保存しておきます。次の動画からは、ひな形をコピーして中身だけ書き換えれば、台本の作成時間が短くなります。型を作り込みすぎず、半年に一度は見直す程度が、現実的な運用です。

型を見直すときの手がかりは、アナリティクスの視聴維持率と、視聴者のコメントです。コメントで「この部分が分かりにくい」と指摘があれば、型のその部分に例や図を足すなど、改善できます。

型を改善したら、日付と変更内容をメモしておきます。数か月後に、どの変更が効いたかを振り返れます。型は育てていくものなので、最初から完成形を目指さず、毎回少しずつ直していきましょう。

次にやること

次の動画の題材に合う型を、3つの中から一つ選んでください。選んだ型の表を紙に書き写し、各項目に話す内容を1〜2行で埋めていきます。埋め終わったら、声に出して読んで時間を測り、予定の長さに収まっているか確認しましょう。1本書き上げれば、次からの作業が楽になります。

テンプレートに慣れてきたら、時間配分の欄を自分の実績で書き換えます。実際に撮影した動画の各パートの長さを記録すると、自分に合った配分が分かります。たとえば、原因の説明が予定より長くなりがちなら、その枠を短く設定し直して、台本の段階から調整しておきます。

型を使うときに避けたいのは、時間配分を守ることが目的になってしまうことです。目的は見る人の理解なので、内容に応じて柔軟に調整してください。